
街場の天皇論
内田 樹
東洋経済新報社 / 2017-10-06
この本について
最近、「自分の国が何を軸に動いているのか、よく分からないまま生活している感じ」が抜けない人、多い気がします。ニュースは追っているつもりでも、国家とか主権とか聞いた瞬間に思考が止まる。でも一方で、どこかで引っかかる。今の日本って、本当に自分たちの意思で動いているんだっけ、と。 『街場の天皇論』は、そのモヤモヤをいきなり“解決”してくれる本ではないですが、視界の端にぼんやりあった違和感に輪郭を与えてくれます。たとえば、日本が「一流国でありたいのか」と外側から脅される構造に、なぜこんなに無意識に従ってしまうのかという話。読んでいて他人事ではなく、どこか自分の姿勢の問題として刺さってくるんですよね。 そして、天皇制を政治の道具としてではなく、死者からの負託や共同体の構造と結びついた“垂直のつながり”として捉え直す視点も大きかったです。制度の賛否より前に、「自分はこの国をどうやって理解してきたのか」を問われている感覚が残ります。 派手な正解は書いていません。ただ、物事を長い時間軸で考えるとはどういうことか、国家を株式会社扱いする発想のどこが危ういのか、そういう地味だけど大事な視点が静かに積み上がっていきます。 国の話題になるとすぐに疲れてしまうけれど、どこかでちゃんと向き合いたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
目次
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









