
ビジネス×数学=最強
永野 裕之
すばる舎 / 201506
この本について
仕事の優先順位をつけるとき、どうしても「緊急度」だけに振り回されたり、逆に「重要度」を見失ったりしませんか。僕もよく迷ってしまって、結局どれも中途半端に手をつけてしまう日があります。そんなときに、この本の“掛け算”という考え方が少し空気を変えてくれました。 重要度と緊急度を足し算ではなく掛け合わせると、単なるリストだった仕事に立体感が生まれます。数字遊びではなく、優先順位が自然と浮かび上がってくる感じです。また、ミニマックス戦略の「勝ちにいく前に、最悪を避ける」という発想は、意思決定の場面で焦りを落ち着かせてくれます。うまくいく未来だけを見るのではなく、最悪でもここには着地できるという視点が、前に進む余白をつくってくれました。 さらに、この本が面白いのは、数学の道具を扱いつつも、最終的には「一般化する力」の話に戻ってくるところです。経験に頼りすぎず、パターンを抽出して次に活かす。その繰り返しが、仕事の精度をじわっと底上げしてくれます。明日から急に劇的に変わるわけではないけれど、今日の判断が少しマシになる――そのくらいの温度の本です。 日々の判断基準がぶれてしまう人、意思決定に疲れやすい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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