
一瞬で大切なことを決める技術 (中経の文庫)
三谷 宏治
KADOKAWA
この本について
仕事でも私生活でも、決めごとが増えてくると、何を基準に考えればいいのか分からなくなる瞬間があります。考えようとすると細部ばかり気になって、結局「いちばん大事なところ」が見えないまま時間だけ過ぎていく感じ。僕自身もよくこの沼に落ちます。 この本が効くのは、まさにそのモヤモヤの部分です。読んでいて救われたのは、「目的→戦略→効用→手段」という階層を一度つくるだけで、頭の中が急に整理されるところでした。細かい分析手法が目的じゃなくて、自分にとって、相手にとって、何が“重い”のかを見極めるための道具にすぎない、という温度感も心地よかったです。クロス分析の例なんかも、抽象論じゃなくて「こう見れば本当に大事なポイントが浮く」という実感が湧きますし、捨てることで前に進む「喜捨法」も、理屈よりまず行動をどう変えるかに軸が置かれていて、過剰にストイックじゃないのがありがたいところでした。 日々の決断を少しでもラクにしたい人、判断基準がブレがちな人、あるいは「選択肢の作り方そのもの」を学びたい人には向いていると思います。僕もまだ全然うまく使いこなせていませんが、それでも「まずダイジなことから」と自分に突っ込めるようになっただけで、ずいぶん迷い方が変わりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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