
戦略読書
三谷 宏治
President Inc / 2013-07-12
この本について
仕事に追われていると、「結局いま何を読めばいいのか」「読むだけで終わってしまっている気がする」といったモヤモヤが溜まってきます。僕も同じで、読む本をその場のノリで選んでは、どこか手触りのない読書になってしまう時期がありました。 『戦略読書』が面白いのは、読書そのものを“資源配分”として捉え直してくれるところです。たとえば、いま関わっているテーマについては古典を数冊だけ決めてじっくり読む、といった考え方。読む本を広げる前に「まず土台を固める」という視点を持てるだけで、時間の使い方が変わります。また、発見型読書の5つの視点──対比、反常識、数字、一段深く、抽象化──は、読みながら自然とメモの取り方や注意の向け方を変えてくれて、読後の思考が確実に濃くなります。僕も数字を意識して読むようになってから、仕事への結びつきが一気に増えました。 さらに、読書ポートフォリオを常に見直す習慣もこの本の魅力でした。自分がビジネス寄りに偏っている時期は非ビジネス系を増やす、といった調整を続けることで、読書がキャリアと地続きになっていく感覚があります。「人は読むものからできている」という一文が、妙に心に刺さりました。 自分の読書が散漫になっていると感じる人、あるいは“読むことを軸に成長したい”と思っている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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