
戦略子育て―楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方
三谷 宏治
東洋経済新報社 / 2018-06-29
この本について
子どもの将来のために何かしたいのに、日々の声かけが結局「早く」「宿題」「寝なさい」みたいなワンワードばかりになってしまう。自分でも分かっているのに直せないし、そもそも“どこから手をつければいいのか”がぼやけている。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が効いたのは、子育てを「20年前後の人材育成プロジェクト」と具体的に捉え直せたことです。目標は偏差値でも受験でもなく、自分で考え、動き、幸せを感じられる大人に育つこと。そこに向けて親ができる行動が、驚くほど地に足のついた形で書かれています。例えば、ただ聞き役になるのではなく“途中で口を挟まずに聴く”ことで子どもの安心感が育つこと。ワンワードをやめて5W1Hで話すだけで、家族全体のコミュニケーションが変わること。あるいは「他の子と違う選択」をちゃんと肯定するだけで、挑戦する心に火がつくこと。どれも今日から試せるし、効果を実感しやすいものばかりでした。 子育てに正解があるとは思っていませんが、少なくとも「どう関われば子どもの自立につながるか」を考える軸は持てるようになる本です。自分自身のコミュニケーションを整えたい親にも、かなり刺さるはずです。
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