
一度読んだら絶対に忘れない数学の教科書
永野 裕之
SBクリエイティブ / 2024-06-02
この本について
数学って、大人になってから振り返ると「どこでつまずいたんだっけ…」と自分でもよく分からないまま苦手意識だけ残っていることがあります。割り算がよく分からない、割合の説明がしっくりこない、気づけば公式を丸暗記してしのいでいた…そんな小さな違和感が積み重なっていたんだと思います。 この本は、その“つまずきの正体”を淡々とほどいてくれます。割り算には「等分除」と「包含除」というまったく別の考え方があるとか、割合は「〜は」「〜の」「どれくらい」と読み替えると一気に腹落ちする、とか。知識を積み増すというより、霧が晴れるように視界が整う感覚に近いです。古代ギリシャから続く数学の成り立ちが少しわかると、公式の意味もただの呪文ではなくなるのが面白いところです。 勉強は自転車と同じで、最初は人に支えてもらわないと形にならないよね、という著者の姿勢もやさしくて、苦手意識が強い人ほど気が楽になると思います。教科書の言葉を100%理解すると世界が変わる、というのも、実際に読んでみると納得でした。 昔の自分の「なんで?」がずっと胸に残っている人に刺さりやすい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの68%が集中しています。
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