
一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書
辻 孝宗
SBクリエイティブ / 2023-09-27
この本について
国語って、現代文と古文と漢文がそれぞれ別の世界みたいに感じて、結局どれも中途半端に読むだけで終わってしまうことがありませんか。文章の型も意識しているつもりなのに、いざ読むと全体がつかめず、どこから整理していいのか迷う。自分もずっとこのモヤモヤを抱えていました。 この本を読んで救われたのは、「読解って、書き手の立場に寄り添う作業なんだ」と腑に落ちたことです。マクロで全体像をつかんでからミクロで細部を拾うという流れが、国語だけでなく日常の文章でもそのまま使える実感がありました。さらに、文章が7つの型に整理されているおかげで、「この段落は対比だな」「ここは最初と最後が同じだから同格型だ」と、読みながら地図を描くように理解が進むのが心地よかったです。 もうひとつ効いたのは、現代文・古文・漢文を同時に扱うという視点です。分けて勉強する癖が抜けなかったのですが、言葉の変化や構造がつながっていると知ると、古文の助動詞一つとっても読み方が変わります。文章の背景や文脈を「遠回りせずに掴む」ための基礎体力がつく感覚がありました。 文章の読み方にずっと自信が持てないまま来た人、あるいは仕事で文章を読む量が多いのに整理できていない感覚がある人には、かなり刺さると思います。自分の読解の癖を一度リセットしたいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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