
一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書
辻 孝宗
SBクリエイティブ / 2024-09-01
この本について
文章を書こうとすると、途中で手が止まってしまうことが多いんですよね。何を書きたいのかはあるのに、いざ言語化しようとすると輪郭が曖昧で、気づけば話が散らかってしまう。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が助けになるのは、「問いを立てる」というごくシンプルな技を、実際の思考の流れとして示してくれるところです。問いをそのまま小さく割っていくと、書く内容が自然と並び始める感覚があります。たとえば、ケーキとアイスを並べて「甘い物が好き」という共通項を抜き出すように、抽象化と分解をセットで扱う説明がとても現実的でした。さらに、「みんなが知りたい問い」と「相手が聞く気がない問い」を切り分ける視点は、読み手の姿勢まで含めて文章を考えられるようになるので、仕事で説明文を書くときにもそのまま効きます。 特に良かったのは、「問いの答えが最初から出ていなくてもいい」という部分です。書きながら考えていくことを前提にしてくれるので、完璧な構想がないと書き始められない、という思い込みが少し軽くなりました。 自分の考えをうまく整理できずに悩んでいる人、説明文や企画書を書くときに毎回つまずく人には、かなり刺さると思います。私もまだ迷いながらですが、問いを立てるだけで文章が動き出す感覚を久しぶりに味わえました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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