
牙を研げ 会社を生き抜くための教養 (講談社現代新書)
佐藤優
講談社 / 2017-04-19
この本について
仕事の勉強を続けたいと思いながらも、何をどう積み上げればいいのか分からないまま時間だけが過ぎていくことってあります。周りは「効率よく学べ」と言うけれど、そもそも何から手をつければいいのか、どれが遠回りでどれが本質なのか、自分の軸がつかめないまま迷ってしまうんですよね。 『牙を研げ』は、その迷いに対して「現実的に使える教養とは何か」をかなり具体的に示してくれます。例えば、数学や論理の基礎が欠けていると、専門書の内容が理解できないという指摘は、耳が痛い反面、勉強の優先順位が一気にクリアになります。また、試験勉強を天井のある場所で進めてから、天井のない領域へ移るという考えも、闇雲に頑張るよりずっと再現性があります。さらに、勉強にかかる時間と年収を掛け合わせて「機会費用」で判断する視点は、やみくもな自己投資を避ける助けになりました。 全体として、華やかな成功論ではなく、働く上でのリアルな制約や限界を前提に、それでも教養を武器として磨き続ける方法が淡々と語られています。迷っている自分をごまかさずに進みたい人には、かなり刺さるはずです。 自分の努力を現実の選択に落とし込みたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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