
メンタルの強化書
佐藤優
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-01-31
この本について
仕事でも人間関係でも、「ちゃんとやってるつもりなのに、どこかですり減っていく感じ」が抜けないまま働いているときってありませんか。頑張りが足りないと言われても、そもそも世の中の土俵そのものが厳しすぎるんじゃないか…と感じる瞬間、僕もよくあります。 『メンタルの強化書』が面白いのは、無理に強くなれとは言わず、「自分の内側」と「環境」の両方を現実的に見直す視点をくれるところです。怒りに任せて行動すると感情が増幅するという話は、会社でイラッとした日に身に覚えがありすぎて、行動を先に変えるという発想がかなり効きました。あと、「下品になってまで勝ち残らなくていい」という姿勢も、競争に疲れた心には正直ほっとします。自分の中でどこに線を引くのか、そこを掘り下げる章はかなり実用的でした。 さらに、この本は個人の気合だけで乗り切る時代は終わりつつある、と淡々と語ります。コミュニティに属することや、快適度と達成度のバランスを見直すことなど、環境を整える具体的な選択肢が提示されていて、「しなやかに持ちこたえる」という現実的な生き方に落とし込めます。 競争のペースについていけない自分を責めがちな人や、頑張る方向性がよく分からなくなっている人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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