
国語入試問題必勝法 新装版 (講談社文庫)
清水義範
講談社 / 2020-12-15
この本について
国語の問題を解くとき、「なんでこれが正解なのか全然しっくりこない…」みたいな違和感ってありませんか。内容を丁寧に読もうとしているほど、選択肢の意地悪さに振り回される感じ。僕も学生の頃からそのモヤモヤがずっと残っていて、大人になってから読み返しても、やっぱり国語って特殊だなと思います。 この本がおもしろいのは、「正しく読む力」を鍛えるというより、「国語問題というゲームのルール」を暴いていくところです。長い選択肢と短い選択肢はまず外すとか、正論っぽい選択肢は出題者の罠だから避けるとか、言われてみればそうなのに、自力では絶対に気づけなかった視点ばかり。しかもそれが、理屈だけでなく具体的な例で示されるので、読みながら「ああ、確かにこれは解けないわ」と納得してしまいます。 もう一つ刺さるのは、国語問題と現実の文章読解は別物だとスパッと割り切ってくれるところ。三十字でまとめろという無茶ぶりに「原作者ができないから長く書いてるんだ」と言い切るところなんか、長年の引っかかりがほどける感じがありました。国語が苦手だった人ほど、「自分の読解力が足りないんじゃなくて、問題側にクセがあるだけ」という視点の転換が得られると思います。 国語問題の理不尽さにずっとモヤモヤしていた人、あるいは「文章を読むのは好きなのに点数は取れなかったタイプ」に、とてもよく効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
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