
シンプルだけれど重要なリーダーの仕事
守屋智敬
かんき出版 / 2015-10-19
この本について
リーダーをやっていると、「任せたいのに任せられない」「声をかけたいのに、どう言えばいいか迷う」といった地味だけど効くモヤモヤが積み重なります。僕も、メンバーの仕事が遅いとつい口を挟んでしまったり、会議で誰が本音を言えていないのか気になりつつ、結局そのままにしてしまったり…そんな場面ばかりです。 この本が面白いのは、抽象的な“良いリーダー像”ではなく、日々の細かい行動のほうに光を当てているところです。例えば、メンバーがつまずく理由を「時間」と「能力」に分けて一緒に整理するだけで、こちらのイライラがすっと静まる瞬間があります。また、報連相を待つのではなく、こちらから一歩近づいて「どんな感じ?」と聞きにいく姿勢は、実際やってみると関係の空気が変わります。さらには、役割を“与える”のではなく「君はどんな役割を果たしたい?」と聞くことで、メンバー自身の軸が動き出す感じもあります。 リーダーというより、“人と一緒に働くことに疲れ気味の人”にこそ刺さる本です。肩書きの前に、まず自分のクセや感情を言葉にしていいし、チームのカルチャーを読み取る時間を持っていい。そんな当たり前を、日常のシーンでどう実践するかを静かに教えてくれます。 仕事を「やらせる」側から、「一緒につくる」側へ。そんな変化を試したいときに、そっと机の端に置いておける一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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