
変わり続ける
出井 伸之
President Inc / 2023-03-31
この本について
仕事でも私生活でも、同じところをぐるぐる回っているような感覚ってありませんか。考えては忘れ、また同じ壁に当たって落ち込む…自分でも「何をどう変えればいいんだろう」とわからなくなる時があります。僕もまさにそのタイプで、進んでいるのか停滞しているのか判断できなくなることがよくあります。 この本を読んで印象的だったのは、まず「気づきは一回で終わらなくていい」という視点でした。著者が何度もメモを書き、破り、また書くという行為には、同じことに繰り返し向き合うことでやっと輪郭がつかめるプロセスがある。これは、迷いがちな自分にはかなり救いでした。さらに「間違い」と「失敗」は違う、という説明も、次の一歩のハードルを下げてくれます。成果が出なくても、それが即アウトじゃないと思えるだけで行動量が変わる感じがあります。 もうひとつ背中を押されたのは、「環境を意識的に変える」というところでした。気持ちを変えようとして空回りしていたとき、環境を微調整するだけで意思決定の流れが変わるというのは、実感としてかなりしっくりきました。本当に大きな改革を求められているわけではなく、少しずつリポジションしていくための視点が散りばめられています。 停滞しているようで実は動いている。でもその“ログ”を自分で拾えていない人にとって、この本は程よく現実的な灯りになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
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