
調べる技術・書く技術 (講談社現代新書)
野村進
講談社 / 2008-04-20
この本について
調べ物をしていて、気づいたらネットの同じページを行ったり来たりしているだけ……ということが、僕はよくあります。仕事の裏取りでも、個人の関心分野でも、「どこまで調べれば十分なのか」「何から手をつければいいのか」が曖昧なまま動き出してしまうと、途中で迷子になるんですよね。 『調べる技術・書く技術』は、そのモヤモヤを少しだけ整理してくれました。特に効いたのは、まず入門書やインタビュー集から入って、徐々に視野を広げていくという現実的なステップ。いきなり難しい資料に飛び込まなくていいんだとわかるだけで、調べる行為のハードルが下がりました。そして「自分なりの自分」を決めておく、つまり何を知りたいのかをはっきりさせること。ここが曖昧だと、どれだけ資料を集めても散らかるだけだと身に覚えがあります。さらに、資料を踏まえたうえで人に会うと、相手の話が一段深くなるという指摘も、実際にやってみると腑に落ちました。 この本は、調査や執筆のプロ向けというより、「自分の関心分野をもう少し深く掘れるようになりたい人」にちょうどいい距離感です。完璧なやり方を教えるというより、迷いながらも前に進むためのフォームをそっと渡してくれる感じに近いと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
読書の順序
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