
良心をもたない人たち
マーサ・スタウト and 木村 博江
この本について
人間関係で「この人、なんでこんなに罪悪感がないんだろう」と首をかしげたまま仕事や日常を続けてしまうこと、ありますよね。自分が過剰に気を遣っているだけなのか、相手が少しズレているのか、その見極めがつかないまま疲れていく感じ。僕自身も、相手の事情を考えようとすればするほど混乱する場面が多くて、この本に手を伸ばしました。 読み進めると、「同情に訴える人ほど危険な場合がある」という指摘がまず刺さりました。これ、実際の現場にそのまま当てはまる瞬間が多いんですよね。そして、良心は“思考”ではなく“愛着”に根づいているという説明のおかげで、「なぜ話が通じないのか」を頭ではなく感覚として理解できるようになります。相手を変えることはできない、という当たり前の事実も、こういう背景を知ると少し腹落ちします。 もうひとつ救われたのは、良心そのものが体調や恐怖で簡単に揺らぐという視点です。自分が弱っているときに判断を誤るのは、性格の問題ではない。これを知ってから、距離の取り方や相談するタイミングを前より冷静に決められるようになりました。 自分の「違和感」を説明する言葉を探している人には、とても相性のいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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