
CODE VERSION 2.0
ローレンス・レッシグ and 山形浩生
翔泳社 / 2016-03-14
この本について
ネットの話になると、「政府が悪い」「プラットフォームが悪い」とどこか一刀両断したくなる瞬間ってありませんか。自分の言論やプライバシーがどう守られているのか、本当のところがよく分からないまま、それでも毎日ネットに依存して働いている。そのモヤモヤに、この本はかなり丁寧に向き合ってくれました。 読んでいて刺さったのは、自由を守るって“放置すること”じゃないという視点です。サイバー空間の自由は、技術というアーキテクチャによって形づくられていて、それ自体が一つの「憲法」になる。つまり、知らないうちに誰かが敷いたレールの上で生きている可能性があるわけで、そこに気づくと、自分が見えていた世界はけっこう部分的だったんだなと思わされます。 もう一つ、この本が効いたのは、政府・企業・コードを同列に「規制の担い手」として見せてくれるところでした。誰が悪者かを探すんじゃなくて、どの価値を優先する設計になっているのかを問い直す。たとえばプライバシーと利便性のバランスをどう引くのか、単なるスローガンじゃなく具体的な構造として示されるのがありがたいです。 初期インターネットの理想をどこかで信じていた人ほど刺さる本だと思います。自分も「自由ってどうつくるんだっけ」を考え直すきっかけになりました。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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