
組織の掟(新潮新書)
佐藤 優
新潮社 / 2016-04-20
この本について
仕事をしていると、「組織ってなんでこんなに理不尽なんだろう」とか、「結局、誰を信用していいのか分からない」とか、そんなモヤモヤを抱える瞬間があると思います。僕自身も評価や人間関係で悩むことが多くて、そのたびに足元がぐらつく感じがします。 佐藤優さんの『組織の掟』は、そういう曖昧な不安に対して、きれいごと抜きで現実的な視点をくれる本でした。たとえば組織は個人を守らないという話や、危険な人を見抜く具体的な基準、責任が降ってきそうな場面で「聞かないでおく」という選択肢があることなど、読んでいて妙に納得できるポイントが多いんです。また、組織の外にリスクを負ってくれる友人を作っておくとか、外部の理解者から働きかけてもらうといった、自分の身を守るための現実的な動き方も書かれていて、実務的に役立つ部分が多いと感じました。 特に「自分の身を守るために、どんな人間と距離を置くべきか」がここまで具体的に書かれている本はあまりなく、目の前の人間関係やチームの空気をどう読むかに悩んでいる人にはしっくりくると思います。組織にしがみつけ、といった乱暴な話でもなく、かといって夢のある処方箋でもなく、自分の立ち位置を冷静に見られるようになる一冊でした。 今いる組織をどう歩けばいいか分からなくなっている人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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