
EVERNOTE「超」知的生産術
倉下 忠憲
この本について
タスク管理や情報整理に気をつかっているはずなのに、いざ何かを作ろうとすると手が止まることってありませんか。メモはある、資料もある。でも頭の中がつながらない。自分もずっとこのモヤモヤを抱えてきました。 この本が効いたのは、「整理のうまさ」よりも「着想を育てる流れ」を作ることに視点をずらしてくれた点でした。たとえば、思いついた「!」や「?」をとにかく一つの場所に集めること。分類はあとでいいから、とりあえず残す。そして、時間をおいて何度も見返し、少しずつ肉付けする。この“育てる工程”を知っただけで、情報が点のまま放置されることが減りました。Evernoteのメタ情報を活かして、後で必要なタイミングで取り出しやすくする考え方も、実際の運用のハードルを下げてくれます。 もう一つ大きかったのは、「素材には資料と着想の2種類がある」と割り切れたこと。外から集めた情報ばかり増えていく焦りが、少し落ち着きました。自分の頭から出た断片も同じくらい大事で、その扱い方を仕組みにしておくと、アウトプットのハードルが下がっていく。本書はそれを淡々と示してくれます。 「情報は集めているのに、形にできない」と感じている人には、かなり刺さると思います。自分の考えを時間とともに発酵させていく感覚に近い一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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