
ロギング仕事術 課題に気づく、タスクが片づく、成果が上がる (大和出版)
倉下 忠憲
この本について
「やることは多いのに、頭の中がずっと散らかっている感じがする」 自分もよくそうなります。タスク自体よりも、“覚えておくこと”に疲れてしまうあの感覚です。気を抜くとすぐ脱線して、さっきまで何をしていたのか思い出すところから作業が再スタート…みたいな日も珍しくありません。 この本が面白いのは、そんな状態を根性でどうにかしようとしないところです。まず「記録しておけば忘れていい」という発想を徹底してくれます。取引先のメールに返信した、資料を30分まとめた…その程度のメモでも、後から自分の動きをトレースできるだけで頭が一気に軽くなるんですよね。さらに、探し回ってようやく見つけた情報を“自分用の近道”として残しておくと、未来の自分が本当に救われる。こういう現実的な視点がありがたいです。 もうひとつ刺さったのは、視点を固定しないという考え方でした。細部を追うときはズームイン、全体を見渡したいときはズームアウト。ログを書くことで、この切り替えが自然に起きて、目の前のことに飲まれすぎずに済むんですよね。自分のステータス画面が見えるようになる感覚に近いかもしれません。 タスク管理に挫折した経験がある人ほど読んだほうがいい一冊です。根性論ではなく、“迷いながら生きている自分”のままでも続けられるやり方が丁寧に書かれています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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