
なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか
山本 崇雄
日経BP / 2016-06-30
この本について
子どもや部下に「ちゃんと教えているはずなのに、動いてくれない」と感じることってありますよね。言えば言うほど伝わらないし、放っておくのも不安。自分の中でその揺れがずっと残っているとき、この本を読むと少し景色が変わります。 著者が語るのは、「教える量を増やす」ではなく「学び方を支える」という視点への切り替えです。実験や驚きの事実から入って“自分で考えたくなる状態”をつくったり、学び方を自分で選ばせたり、ペアやグループで誰かのために動く課題を混ぜたり。結局、人は自分のペースと選択肢を奪われると主体性をなくしてしまうんだな、と納得させられます。怒られるからやるのではなく、納得して動ける仕組みをどう整えるか。そこに大人側の腕が問われるんだと、少し背筋が伸びました。 家庭のエピソードも刺さります。親が勉強を強制しないからこそ、子どもが自分のタイミングで動き出す。大人が学ぶ姿そのものが、最良の“支援”になる。教えないというより、見守りながら一緒に考えるスタンスが結果を変えるという話は、職場にもそのまま通じると思います。 「教えるべきか、任せるべきか」でいつも揺れる人にこそ合う一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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