
欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング (集英社新書)
嶋浩一郎 and 松井剛
この本について
仕事でも日常でも、「相手が何を欲しているのか、いまいち言葉にできないまま動いてしまう」みたいなモヤモヤってありませんか。自分の中の違和感も、他人の行動の理由も、説明しようとすると急に霧がかかったようになるあの感じです。僕もずっとそこでつまずいてきました。 この本は、その霧の正体を「社会記号」という切り口で見せてくれます。人は自分の欲望を自覚していないことが多いし、世の中のことばは完全にはコントロールできない。それでも、少数の事例から通底する欲望を見つけて名前をつけると、一気に世界が見えやすくなる。なぜ特定のレッテルが人を縛るのか、なぜ新しいことばが流行ると一部の消費行動が変わるのか、腑に落ちる感覚がありました。特に「ことばがレンズになる」という話は、仕事で人の行動を読み取るときにそのまま効きます。 読むほどに、自分が抱えていた“説明できなかった違和感”が整理されていく感じがありました。誰かを理解したいとか、企画や文章で人の欲望に手触りを持ちたい人にはすごく刺さると思います。僕自身、「欲望は本人より周りのことばに現れる」という視点を持てるようになってから、観察の仕方が少しやわらかくなりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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