
考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門 (幻冬舎新書)
梶谷真司
幻冬舎 / 2018-09-26
この本について
仕事でも日常でも、分からないことが増えると「ちゃんと考えられていないのかな」と不安になりますよね。人に質問したいのに、角が立ちそうで黙ってしまう。頭の中ではモヤモヤが回っているのに、言葉にできずに終わる。僕自身もよくこの堂々巡りにはまります。 この本を読んで少し肩の力が抜けたのは、「分からなくなること自体が前に進むための入口なんだ」と示してくれたところです。問いをもつこと、そしてそれを人に向けて言葉にすること。その当たり前に見えるプロセスが、実は“自由に考える”ために決定的なんだと腑に落ちます。また、対話の場で自分の疑問が否定されずに受け止められる経験が、思考そのものを育てていくという話は、自分の会議や雑談の風景にもそのまま重なりました。 さらに、本書が繰り返し語る「自分で考え、自分で決めることしか自分のものにならない」という視点は、責任を押し付けられている感覚とは少し違います。むしろ、自分の人生を自分で扱えるようになるための小さな訓練に近い。問い、考え、語り、聞くという循環を続けていくと、思考が勝手に深まっていく感じがあります。 自分の考えがまとまらないまま場に出せずにいる人や、「質問するのが苦手だ」と感じている人には特に刺さると思います。僕にとっては、思考の入り口をもう一度つくり直してくれた一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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