
5Gビジネス (日本経済新聞出版)
亀井卓也
日経BP / 2019-06-14
この本について
仕事で「5Gって結局どう変わるの?」と聞かれたとき、なんとなく言葉は知っていても、自分の中でつながっていない感じがずっとありました。通信が速くなるのは分かるけど、実際のサービスやビジネスとどう関係するのか、その絵が見えないまま会議に参加してしまう、あの居心地の悪さです。 この本は、あのモヤモヤをかなりほどいてくれました。読んでいて印象的だったのは、5Gの本質が「高速」よりも「用途の広がり」にあるという視点です。マルチアングル配信やxRのように、技術が体験をどう変えるのかが具体的に描かれていて、自分の仕事にどう関係してくるのかが急に想像しやすくなりました。エッジコンピューティングや多数同時接続の話も、専門用語の説明で終わらず、実際のシーンとセットで語られるので、知識が“現場での判断力”に近づいていく感じがあります。 もうひとつ刺さったのは、通信事業者が主役ではなくなるというB2B2Xの視点です。5Gの話をしているはずなのに、気づくと「自分たちの業界で誰が次の中心になるのか」という問いに向き合うきっかけになっていました。技術の本だけど、事業を組み替える思考にも効いてくるところがこの本の優しさだと思います。 自分の業界で5Gがどう関係するのか、まだつかめていない人にこそ読んでほしい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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