
一生を賭ける仕事の見つけ方
斎藤 祐馬
ダイヤモンド社 / 2016-08-25
この本について
やりたいことが見つからない時って、「この先ずっと同じ場所で足踏みしてるんじゃないか」と不安になりますよね。かといって勢いだけで転職しても、数年で息切れする未来が見えてしまう。僕もずっとその間で揺れていました。 この本が効くのは、「自分の軸がどこにあるのか見えない」という状態に対して、いきなり夢を語らせるのではなく、まず原体験を丁寧に拾わせてくれるところです。山と谷を感情ごと並べてみると、自分が何に反応する人間なのかが、意外なほどはっきりします。そこから「誰の笑顔を見たいのか」「5〜10年かけてもやりたいと思えるか」と問い直していく流れが、現実的で続けやすいんです。 もう一つ、この本は「思いだけで仕事になるわけじゃない」という前提で書かれているのがありがたいところです。ミッションを社会の課題と結びつけたり、ビジネスを最低限理解したり、100人に話して反応を見るなど、地に足のついたプロセスが示されていて、自分の熱量がどこで試されるのかがわかります。途中で落ち込むJカーブの話も、無駄に焦らなくていい理由になると思います。 いま、やりたいことが見えないけど「このままじゃない気がする」と感じている人にとっては、かなり相性がいい一冊です。自分の言葉で語れるテーマが一つでも見えてくると、仕事の景色が少しずつ変わっていくはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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