
マーケティング基礎 (宣伝会議マーケティング選書)
野口恭平, 栗木契, 東浦和宏, 山岡隆志, 立川麻理, 本間充, and 宣伝会議編集部
翔泳社 / 2014-04-23
この本について
マーケの仕事をしていると、「結局どこから手をつければいいのか」「現場の動きと理論がつながらない」といったモヤモヤがつきまといます。4PやSTPを知っているつもりでも、現実の部門構造やプロセスの複雑さにぶつかった瞬間、急に手元が霞んでしまうあの感じです。自分もそこで何度も足が止まりました。 この本がよかったのは、概念を“正しい答え”として掲げるのではなく、実務に持ち込んだときに起こるズレまで含めて扱ってくれるところです。たとえば「4Pは現場の組織と一致しないことのほうが多い」という前提から入ってくれるので、フレームワークを現場にどう橋渡しするかが具体的に見えてきます。また、リサーチの話も現実的で、分散型のメリット・デメリットをきちんと描きながら、どこで標準化が必要になるのかを示してくれます。仮説が読みきれない初期フェーズで接点を増やしていく話も、実務で迷子になったときの指針になりました。 理論の整理だけでなく、「どうすればマーケ施策が総合的に機能しはじめるのか」を地に足のついた視点で考えたい人に向いている本です。特に、フレームワークを覚えたあとに立ち止まってしまった人には、次の一歩の置き方が見えると思います。こんな人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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