
世界一わかりやすいマーケティングの教科書
宮永博史
KADOKAWA / 2011-09-16
この本について
仕事でマーケティングに関わっていると、「結局どこから手をつければいいんだろう」とか「セグメントを絞れと言われても、逆に狭くして大丈夫なのか…」みたいな悩みにぶつかりやすいと思います。自分もずっと、分析も戦略も“わかったつもり”で進めて、後からズレに気付くことが多かったです。 この本がありがたかったのは、セグメンテーションやポジショニングみたいな定番の概念を、“実際どう使うか”という目線で語ってくれるところでした。特に、問題の深刻度を見つけるにはお客様を絞らないといけない、という説明は日々のプロジェクトにそのまま持ち込めます。さらに、製品を出して終わりではなく、発売後に想定外のお客様を丁寧に拾っていくという視点も、現場では意外と抜けがちなポイントで、読んでいて何度も反省しました。 もう一つ、刺さったのは「魅力的なメッセージをつくるには、ユニークさ・魅力・伝わりやすさの三つをそろえる」という地に足のついた考え方です。派手なスローガンより、具体的に誰に何をどう届けるかが大事だと改めて思わされました。 地に足のついたマーケティングをもう一度組み立て直したい人、特に「セグメントを絞る理由が腹落ちしないまま実務をやっている」という人には強く刺さる一冊だと思います。
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