
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版 (幻冬舎文庫)
井川意高
双葉社
この本について
仕事でも私生活でも、判断がぶれるときってありますよね。とくに数字や状況をどう捉えるかで、人の行動ってこんなに変わるのか…と後から気づいて落ち込むこともあると思います。僕も「自分はどこまで冷静に見えているんだろう」と不安になることがよくあります。 井川意高さんの『熔ける』は、華やかな表の世界と、そこから転げ落ちていく裏側を、本人の視点で淡々と語っています。ただのスキャンダル本ではなく、判断の癖や環境の甘さがどう積み重なるかが、生々しくわかってしまう本です。例えば「5W2H」の話は、抽象論ではなく、実際にどこで数字を詰めるかの基準になるし、「1人の敵をつくらない」という考え方も、組織で働くときの“地味だけど効く”現実的な視点として響きます。また、カジノでの負け方や、周囲との関係が崩れていく描写は、自分の行動がどこで歪み始めるのかを照らしてくれる感覚があります。 派手な人生の話なのに、読んでいて妙に自分ごととして刺さるのは、悩みの根っこが案外普通だからだと思います。判断に迷いが多い人ほど、逆に学べるところが多い本です。 こんな人に刺さると思います。自分の“基準”が揺らぎやすいと感じている人。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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