
ビジネスと人を動かす 驚異のストーリープレゼン
カーマイン・ガロ、井口 耕二
日経BP / 2016-11-17
この本について
人前で話す前って、内容よりも「自分の話なんて響くのかな」とか「結局ただの説明で終わるんじゃないか」とか、そっちの不安のほうが大きくなることがありますよね。僕もプレゼン前日にスライドをいじり倒して、肝心の“伝わる感じ”がまったく掴めないまま本番を迎えることがよくありました。 この本を読んで少し気が楽になったのは、優れたストーリーテラーって生まれつきじゃないし、不安も普通に抱えているという事実でした。そのうえで、聞き手の脳が「物語として受け取れる形」に整えるだけで、伝わり方がまったく変わるというのが現実的なんですよね。問いから入って、葛藤をちゃんと見せて、最後に行動につながる出口を作る。この3ステップは、実際の仕事の場面でもすぐ試せました。 そしてもうひとつ刺さったのは、「自分に語っているストーリー」が変わると、そもそも話し方や態度まで変わるという点です。不安をゼロにするんじゃなくて、不安を抱えたまま舵を切る方法に近い感覚で、こっちのほうが個人的にはしっくりきました。 うまく話す技術というより、“自分の見ている世界の伝え方を調整したい人”にはかなり響く本だと思います。
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