
本当に住んで幸せな街~全国「官能都市」ランキング~ (光文社新書)
島原 万丈 and HOME’S総研
この本について
「どこに住むか」を考える時って、家賃や通勤時間の計算ばかりしてしまうけれど、本当はもっと別のモヤモヤがありますよね。今の暮らしって自分に合っているんだろうか、とか、もっと落ち着ける場所があるんじゃないか、とか。仕事や人間関係みたいに、住む街との相性にも確かに悩みはあるのに、意外とちゃんと向き合ってこなかったなと気づかされます。 この本が面白いのは、「都市は生活の背景ではなく、こちらの生き方を形づくる環境そのものだ」という視点をくれるところです。抜粋にもあるように、住む街を選ぶことは、そのまま自分の生き方を選ぶことにつながる。こう言われると大げさに聞こえるけれど、例えば帰り道に寄りたいような酒場が近くにあるかとか、ふらっと歩きたくなる道があるかといった、日々の小さな行動が街に強く左右されるのは実感としてあります。名刺ではなく、注文する酒や雑談の空気でその人が見えてくる──そんな「人の輪郭がにじむ場所」を都市の魅力として扱っているのが、この本の好きなところです。 ランキング本というより、「自分の暮らしの軸はどこにあるんだろう」と考えるきっかけが欲しい時に効いてきます。街選びの正解を示すというより、生活のどこに自分の感度が反応しているのかを探る手助けをしてくれる本です。今の街に馴染めていない気がする人や、自分にとって心地よい生活のリズムを探している人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
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