
「お金」で読み解く世界史 (SB新書)
関 眞興
SBクリエイティブ / 2017-04-05
この本について
仕事で判断に迷ったとき、つい「正しい選択肢ってどこにあるんだろう」と考え込みます。特に、お金や制度まわりの話になると、現代の仕組みがどうしてこうなっているのか分からず、もやっとしたまま進めてしまうことが多いと思います。自分もそうでした。 この本が面白いのは、通貨や経済が“人の判断”によっていかに揺れ動いてきたかを、歴史の生々しい場面から見せてくれるところです。例えば、ジャック=クールが悪貨横行の時代にあえて良貨を鋳造し、徹底した管理で経済を立て直した話は、「仕組みが腐っているときほど、原点を丁寧に積み直す」という地味だけど強い発想を教えてくれます。また、戦争中に相手国の貨幣を改悪して流通させるような、裏側の“経済戦”の記述を読むと、今のニュースの背景が急に立体的に見えてきます。 読みながら、日々の判断にも少しだけ視点の余裕が生まれる感じがあります。制度や経済を「固定された前提」として扱うのではなく、「人が作り、人が壊し、人が立て直してきたもの」として見ることで、自分の選択にも変に力まず向き合えるようになるというか。 歴史と経済を通して、今の世界の仕組みの“根っこ”を知りたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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