
「超」実用的文章レトリック入門 (朝日新書)
加藤 明
株式会社朝日新聞出版 / 2017-04-13
この本について
文章を書くたびに、「なんか伝わりきらないな…」「事実は書いてるはずなのに、温度が出ない」とモヤッとすることがあります。僕もずっとそのタイプで、言葉選び以前に“どこをどう配置するか”でこんなに印象が変わるのかと気づけていませんでした。 この本の抜粋を読んで刺さったのは、レトリックと聞くと難しい技法っぽいのに、実際はすごく日常的な「そういえば、こういう書き方するよな」という感覚に近いところです。たとえば「ナホコが登場するまでは」と最後に置くだけで、空気が一気に変わること。あるいは、四人の発言を並べるだけで、仲間同士の温度まで見えてくること。無理に演出しなくても、構造の置き方で自然に“情景が立ち上がる”のが面白いんです。 僕自身、仕事のメールや企画書で説明が長くなりがちなとき、情報をどこに置くのかを少し変えるだけで読み手の理解がスッと進む瞬間があります。この本はその「配置の勘どころ」を、具体例ベースでつかませてくれるタイプの一冊でした。書き方を根性論で語らないところがありがたいです。 文章にちょっとした表情を持たせたい人に刺さると思います。
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