
わたし史上最高のおしゃれになる! (SPA!BOOKS)
小林 直子
扶桑社 / 2017-05-12
この本について
朝、クローゼットの前で立ち止まってしまう日ってありますよね。好きで選んだはずの服なのに、どれもしっくりこない。年齢や気分の変化に自分が追いつけていないような、なんとも言えないモヤモヤ。私もずっとその循環にいました。 この本が面白いのは、「おしゃれ=テクニック」ではなく、「自分が主人公であることを思い出す作業」として服を扱っているところです。太陽や音楽は選べなくても、衣装だけは自分で決められる。その視点で読むと、服選びがただの消費ではなく、生き方の延長にあるものとして腑に落ちてきます。完璧を目指すほど魅力が死んでいくという指摘も痛いところで、むしろ「未完成の余白」を残せる人のほうが柔らかくておしゃれに見える、という考え方は、日常にもすぐ効いてきます。 具体的には、素材を一段階上げるだけで印象が変わる話や、季節の後半に少し先取りの色を混ぜる工夫など、無理のない調整が多いのも救いでした。年齢とともに似合うものが変わる理由も丁寧に書かれていて、「なんで最近これが似合わないんだろう」という悩みが言語化される感覚があります。 自分の変化をちゃんと受け止めたい人、そして「おしゃれに気を使う=背伸び」ではなく、「自分の人生の演出の一部」として扱いたい人に静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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