
成果を生み出す組織の条件: 実践!チームマネジメント研修② 人を育て、人を活かす 実践シリーズ (株式会社ポテンシャル・ディスカバリー・コンサルティング)
坂本 健
この本について
仕事で誰かに意見を求めても、なかなか出てこなかったり、逆にこちらの説明が噛み合わなくて会話が長引いたり。自分も相手も悪くないのに、どうにも前に進まない……そんな場面、僕も日常的にあります。結局「伝え方」と「引き出し方」でつまずいているだけなのに、現場ではその微差が積み重なって大きなロスになるんですよね。 この本が刺さるのは、その微差をどう埋めるかが、とても現実的な形で書かれているところです。たとえば意見を引き出すときは範囲を小さく絞るとか、出してほしいレベルの意見を先に示すとか、言われてみれば当たり前なのに、実際の会議や1on1だと意外と誰もやっていない。改善策も、完成品を押し付けるより、不完全な案を出して現場に助けを借りたほうが本当に動き出す。そういう「現実の組織で起きること」に合わせたアプローチが多く、読みながら自分の失敗シーンが何度も頭に浮かびました。 もう一つ印象的だったのは、新しいやり方を試すときは、最初の一回で判断しないという視点です。慣れるまで数回やってみないと効果は見えない。僕自身、初回の“うまくいかなさ”で諦めた変更がいくつもあって、少し刺さりました。 チームの会話が“それっぽい言葉”で終わってしまいがちな人、または指示と任せるのバランスに迷っている人には、かなり実務的に効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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