
〆切仕事術
上阪 徹
左右社 / 2016-12-10
この本について
仕事の時間割をきれいに組んだのに、実際はうまくハマらない。集中できない日があると一気に崩れて、結局「今日はもう無理だな」と流してしまう。こういう日、僕もよくあります。でも、抜粋を見ていると、多くの人が刺さっているのは「うまくいかない前提で組み立てる」という視点なんじゃないかと思いました。 この本は、気合いや根性の話ではなく、仕事を細かいプロセスに分けて、扱いやすい単位に戻すところから始まります。調子が悪い日は一時間で打ち切って次に進む、空いたコマにやり直しを入れておく、細切れ時間も素材集めに回す。どれも劇的な方法ではないけれど、「前に進めなくなる瞬間」を減らしてくれる工夫ばかりです。〆切を“死のライン”と呼ぶくだりも、怖がらせたいわけではなく、〆切があるからこそ工夫が生まれる、という視点の転換として効いてきます。 特に文章を書く仕事の人には刺さると思いますが、本質は「仕事を完了させるための準備の仕方」。一気に仕上げない、素材を先に集めておく、プロセスごとに自分の〆切を作る。これを続けると、忙しい日のほうがむしろリズムが整っていく感覚があります。僕自身、“やる気が出ない日でもゼロにはしない”という考え方にだいぶ救われました。 「やる気より、段取りで仕事を進めたい人」にとって、かなり現実的に使える本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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