
子どものやる気を引き出す7つのしつもん スポーツメンタルコーチに学ぶ!
藤代 圭一
旬報社 / 2017-05-01
この本について
子どもと向き合うとき、「どう声をかけたらいいんだろう…」と立ち止まる場面ってありますよね。つい“なんで?”と原因を追及したくなるけれど、言えば言うほど子どもは黙ってしまう。こちらも意図せず誘導していたりして、あとから自己嫌悪になることもあります。 この本を読んで感じたのは、子どもが動き出すきっかけって、外から与える指示よりも「その子の中にある考えが表に出る瞬間」なんだということでした。著者が師匠から毎日“しつもん”を受けて、最初は答えられなくても少しずつ自分の言葉が出てきた話が象徴的で、子どももまったく同じなんだと思います。「わからない」も正解として受け止める姿勢や、「うまくいったことは何があった?」と視点を変える問いの力は、すぐに試せるのに効果がじんわり効いてきます。 大人側が答えを持たず、誘導せず、ただ受け止める。言葉にすると簡単ですが、実際にやってみるとけっこう難しい。でも、それができたときに初めて、子どもの本音が少しだけ顔を出す感じがあります。競争ではなく、自分のペースで歩くカメ的な思考を促す問いも、日常の小さな会話にすっと使えます。 子どもの“考える力”を奪わずに支えたい人に、静かに刺さる一冊だと思います。
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