
5歳の壁 ~語彙力で手に入れる、一生ものの思考力~
和田秀樹
この本について
子どもの「考える力ってどう育つんだろう」と考えるたびに、結局何から手をつければいいのか迷ってしまうことがあります。早期教育がいいのか、無理をさせないほうがいいのか、そのバランスが本当に難しいんですよね。自分も何度も揺れました。 この本が効いたのは、「語彙力=思考力の材料」という視点でした。難しいことを教えるのではなく、日常の会話で言葉の意味や使い方を丁寧に伝えるだけでも、子どもの考える幅が確実に広がる。その具体例が多いので、親の側の“構え”がスッと変わります。また、5歳までの記憶力の強さや、9歳の壁の理由が分かると、「今どんな力を育てておくと後で助かるのか」が現実的に見えてきます。早くから何かを詰め込むという話ではなく、その子のペースを見ながら、小さな成功体験を積ませる意味も理解できます。 読み終えて感じたのは、親が過度に焦る必要はなくても、言葉の説明を手を抜かずに続けるだけで、子どもは思っている以上に吸収していくということ。こんな話は分からないだろうと決めつけず、丁寧に説明してみるだけで空気が変わります。 「子どもの“考える力”をどう育てればいいか、具体的な行動レベルで知りたい人」に届く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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