
「0から1」の発想術
大前研一
小学館 / 2016-04-11
この本について
仕事で新しい打ち手を考えなきゃいけないのに、どうしても「今ある選択肢の延長」から抜けられないことってありませんか。自分でも気づかないうちに、技術や慣習の枠に思考を縛られている感じがあって、アイデアが広がらないまま時間だけが進んでいく。僕もそのタイプでした。 大前さんの『「0から1」の発想術』は、その縛りを一度ゆるめてくれる本でした。特に刺さったのは「情報格差をどう使うか」と「ユーザーが本当に求めているものに立ち返る」という視点です。自分は知ってるつもりでも、世界にはまだまだ知らないことがあり、その差をアイデア源にできるという指摘は、行き詰まっていた発想を少し前に押してくれました。また、技術や仕組みから考える癖がある時ほど、ユーザーの目的に戻る重要性が効いてきます。そこを外すと、どれだけ作り込んでも喜ばれないという当たり前の現実を思い出させてくれました。 もう一つ印象に残ったのは、「兆しを早送りする」という頭の使い方です。小さな現象を見つけて、自分の中で未来まで送ってみる。この感覚を持つだけで、普段のニュースや周りの変化の見え方が少し変わります。発想って努力というより“角度のつけ方”なのかもしれないと思わされました。 今のやり方に閉塞感がある人、そして「自分の思考をもう少し遠くへ飛ばしたい」人にはかなり刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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