
クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
大前研一
小学館 / 2013-01-20
この本について
最近、「日本ってこのままで大丈夫なんだろうか…」という漠然とした不安を抱えている人、多い気がします。地方に住んでいても、都会にいても、国全体の方向が見えないまま日々の仕事だけが積み上がっていく感じ。自分のキャリアの問題なのか、国の構造そのものが変化に追いついていないのか、判断しづらいんですよね。 この本は、そのモヤモヤに対して「国の仕組みを一度“違う角度”から見る」という体験をくれます。たとえば、中央集権のままでは成長できないという指摘は、地方で働く自分の生活にもつながってくるし、クオリティ国家がなぜ教育に徹底的に投資するのかを知ると、日本の今の教育がどこに引っかかっているのかも見えてくる。さらに、スイスやフィンランドのように、小さくまとまりながら高付加価値を出す国家モデルを知ると、「日本はなぜその方向に舵を切れないのか」という素朴な疑問にも腑に落ちる説明がつきます。読んでいて、自分の生活レベルの判断基準が少し更新される感覚がありました。 国全体の話ではあるけれど、けっきょくは「どんな環境で働き、どんな教育を受け、何を伸ばすべきなのか」という個人の選択にも直結する内容です。特に、今の日本の構造に閉塞感を覚えている人には刺さると思います。
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