
仕事の「生産性」はドイツ人に学べ 「効率」が上がる、「休日」が増える
隅田 貫
この本について
仕事をしていると、「気づいたらいつも自分だけ忙しい」「みんなのペースに合わせて動いていたら一日が溶けていく」みたいな感覚、ありませんか。私も“任されたら断れない”“100点を出さないと不安”という気質が抜けず、気づけば自分の時間がどんどん消えていました。でも、この本を読んでみると、悩んでいたポイントの多くは“努力不足”ではなく、“仕組みのつくり方”にあるんじゃないかと視点が変わりました。 特に響いたのは、ドイツの働き方が「根性」ではなく「時間のコントロール」を前提にしているところです。忙しくなる日がわかっているなら、そうならないように前もって組み立てる。無駄な作業はそもそも続けない。失敗は隠させず、報告してくれたことをまず評価する。どれも“精神論”ではなく、日々の小さな行動を変えるだけで、自分の可処分時間が増えていく考え方でした。読みながら、自分も70点でよい場面を100点にしようとしていた気負いに気づかされました。 この本は「もっと頑張れ」と背中を押すタイプではありません。むしろ、頑張りすぎている人が少し肩の力を抜きながら、生産性を上げて自分の時間を取り戻すヒントが詰まっています。職場の同調圧力や“昔からのルール”にしんどさを感じている人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
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