
部下を定時に帰す仕事術 ポケット・シリーズ
佐々木 常夫
この本について
仕事が詰まってくると、予定は埋まっているのに「どれだけ時間が残っているのか」が全然つかめなくなったりしますよね。気づいたら締め切り直前で、雑用と割り込み対応に追われて肝心の仕事が進んでいない。自分の段取りが悪いのか、職場がそういう環境なのか、その境目すらぼんやりしてくる時期がありました。 この本が刺さるのは、そういう“日々のズレ”にちゃんと手を入れてくれるところです。特に、自分が使える時間は見た目の3割だと見積もる話や、仕事の必要工数をあらかじめ決めておく話は、読んでから実際の行動が変わりました。突発対応に7割持っていかれることを前提に「自分へのアポイント」を入れるという発想も、現実の働き方にかなり寄り添っています。派手なテクニックではなく、今日から机の上やスケジュールの見方をちょっと変えるだけで、自分のペースが戻ってくる感じがあります。 そして、残業を美徳にせず、仕事の配分やマネジメントの問題にも踏み込んでいるのもこの本の特徴です。何を自分でやり、何を手放すか。どの仕事を“そこそこで終わらせるか”。こういう判断を避け続けると、自分の時間だけが失われていくんですよね。著者が実際に会議を半減し、夕方には帰れる組織に変えていった話も、理想論ではなく再現性のある話として読めました。 忙しいけれど「この進め方でいいのか」とどこかで引っかかっている人に、とても向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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