
好かれる人が無意識にしている言葉の選び方
中谷 彰宏
すばる舎 / 2017-10
この本について
人と話していて、「空気は悪くないのに、なぜかうまく伝わらないな…」という日がありませんか。自分では普通に話しているつもりでも、相手の反応が薄かったり、話が続かなかったり。その原因が、性格よりも“言葉の選び方”にあるのかもしれません。僕もここを放置したまま仕事を続けていて、後から悔しい思いをしたことが何度もあります。 この本が面白いのは、言い換えのテクニックというより、“言葉をどう置くかで場の温度が変わる”ことを、具体的な一行で実感させてくれるところです。たとえば「話が変わりますけど」では話題が断絶するのに、「それで思い出したんですけど」だと流れが保たれるとか。「でも」では壁を作るのに、「さらには」だと相手の話をちゃんと拾えるとか。細かい差なのに、実際の会話で使ってみると、相手の顔つきがほんの少し柔らかくなるのを感じます。また、「○○してね」では距離が生まれるのに、「○○しよう」だと一緒に進む感じが出る。この“並走している感じ”は、仕事でもプライベートでも効きました。 大げさに人間関係を変える本ではないですが、自分の無意識の口ぐせに気づけるので、「言葉で損している気がする人」には静かに刺さります。僕自身、対人スキルに自信がない日ほど、この一冊の具体例が助けになっています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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