
デジタル時代の基礎知識 『リサーチ』 多彩なデータから顧客の「すべて」を知る新しいルール(MarkeZine BOOKS)
石渡 佑矢
翔泳社 / 2017-12-11
この本について
マーケの仕事をしていると、「結局、何をどこまで調べればいいんだろう…」みたいなモヤモヤがずっとつきまといます。顧客をもっと理解したいのに、調査票を作り始めると急に視野が狭くなったり、やった後に「これじゃ分析できないじゃん」と頭を抱えたり。自分も同じ失敗を何度もくり返してきました。 この本は、その“調べる前の迷い”にかなり効きます。特に刺さるのは、顧客の欲求と自社が提供できる価値の重なりをどう探すのかを、ふわっとした話ではなく、リサーチの設計レベルまで落としてくれているところ。「聞いていないことはわからない」という当たり前だけど痛い指摘や、パネル調査やデータ整形の段階でどこまで粒度を決めておくか、といった実務のツボが丁寧に書かれていて、読みながら何度も“これ抜けてた…”と思わされました。 さらに、生活者の本音は直接聞いても出てこないという前提に立ち、事実データ・観察・共創の三つでニーズを探っていく姿勢も現実的です。オンラインとオフラインを分けずに捉える視点や、相関の読み違えに対する警告も、日々の仕事の判断精度を上げてくれます。 「リサーチって結局どう組み立てればいいの?」と現場で手を動かしながら迷っている人にこそ刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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