
自動車会社が消える日 (文春新書)
井上 久男
この本について
最近、「日本の強みってどこに残っているんだろう」とか、「技術はあるはずなのに世界の変化に置いていかれている気がする」と、なんとなく胸のあたりがざわつくことがあります。仕事で新しい仕組みを取り入れようとすると、社内の慣習や意思決定の遅さに足を引っ張られる感じもあって、余計にそのモヤモヤが強くなるんですよね。 『自動車会社が消える日』を読むと、その正体が少し輪郭を持って見えてきます。たとえば、海外の企業が教育プラットフォームと組んで技術者を育てる中、日本企業だけが「クライアント扱い」されてしまう現実。あるいはソフトウェア化が進む自動車の世界で、トヨタの「現地現物」がむしろ足かせになってしまう構造。読みながら、「努力の方向がズレるとこうなるのか」と身につまされるシーンがいくつもありました。 同時に、視点が変わる瞬間もあります。クルマの電動化・ネットワーク化で、開発競争がもはや単独企業では成立しないレベルになっていること。だからこそ、日産が電力会社と組んでバーチャルパワープラントに踏み出したように、業界の境目を越える判断が当たり前になっていく。自分の仕事に置き換えても、「今の延長線だけで戦うのは危ないかも」と考えるきっかけになりました。 業界ニュースを追っていても全体像がつかめない人、あるいは「日本企業のモヤモヤの根っこ」を理解したい人には静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





