
日本経済 予言の書 2020年代、不安な未来の読み解き方 (PHPビジネス新書)
鈴木 貴博
PHP研究所 / 2020-06-18
この本について
最近、ニュースを見てもSNSを開いても、「景気がどうなるのか」「働き方はこのままでいいのか」「テクノロジーって本当に自分の生活に関係あるのか」みたいなモヤモヤが消えないまま時間だけ過ぎていく感じがありました。世の中の雰囲気に引っ張られつつも、実際に何が起きているのかまでは追いきれない。そんなときに手に取ったのがこの本でした。 読んでみて刺さったのは、SNSの“共感”の錯覚や、ネット需要で小売が静かに変わっていく構造の話、そして自動運転やEVが「未来の夢」ではなく具体的な産業の再編として語られているところです。たとえば、車が勝手に稼ぐ時代や、無人店舗が当たり前になる世界についても、派手な予言ではなく、「こういう理由でこうなるよね」と淡々と説明されていて、変化を怖がるよりも、先に視点だけ持っておこうという気持ちになれました。 そしてもう一つ感じたのは、未来を明るく語る本というより、「今の日本の弱点ってここだよね」と正面から指摘してくれるところに救われたということです。自分の仕事にどう落とし込むかまではまだ考え中ですが、少なくとも“世の中のざわつき”をそのまま飲み込まずに済むようになりました。 変化の話題になると不安のほうが先に立つ人、もしくは「結局どこを見ればいいの?」と迷いやすい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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