
2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生 (集英社ビジネス書)
高城剛
この本について
最近、「AIで仕事がなくなるって言うけど、本当に自分は何を身につければいいんだろう」とか、「ニュースを追っても未来の全体像がつかめないまま不安だけ増える」と感じることが多いです。情報は溢れているのに、どこか足元がスカスカしているような感覚というか、判断の軸が持てないまま日々が進んでいく感じがあります。 この本を読んで面白かったのは、未来技術の話をしているようで、その裏にある人間の欲望や社会のサイクルにしっかり触れているところでした。AIの進化が怖いというより、「人間は自分で考える力を手放すとこうなる」という視点をくれるので、心のどこかで薄々気づいていた違和感が整理されていきます。また、世界の現場を歩き回った著者の感覚が混ざっているので、単なる技術トレンドではなく、「実際にどんな変化が起きつつあるのか」が具体的にイメージしやすいのも助かりました。AIに代替されにくい働き方や、これから伸びる領域が断言されているわけではないのに、自分の働き方を見直すヒントが拾いやすい本です。 未来を煽るタイプの予言書とは違って、「歴史のサイクルの中で人間はこう動く」という落ち着いた視点があるので、情報に振り回されがちな人ほど効きます。特に、テクノロジーの話をしつつも、その奥の社会構造や権力の動きが気になるタイプの人には刺さると思います。自分がどこに立っているのかを知りたいときに、静かに役立つ一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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