
「本業」で理想のお客様に出会う マンダラ活用ワークショップ: 集団の創造力を活かす「マンダラ✕質問」の力
加寿明、ノブ横地
この本について
仕事の中で「誰に向けてつくっているのか」があいまいなまま動き続けてしまうこと、けっこうありませんか。相手の顔がぼんやりしていると、頑張っている割に手応えが薄くて、自分でも何を軸に判断していいのか分からなくなる。僕自身もそこがずっと苦手で、企画を練るたびに迷子になっていました。 この本を読んで印象に残ったのは、「たった一人」を徹底的に描くという姿勢です。読者の方が抜粋していた『北の国から』の話もそうですが、年齢や趣味レベルまで具体的に絞り込んでいくと、相手の反応を想像できるようになるんですよね。マンダラを使ったワークは、その“たった一人”の輪郭を自分の頭の外に引き出してくれる感じがあって、曖昧なイメージに引っ張られずに済むようになります。 もうひとつ、この本が助けてくれたのは「集団で考える意味」が腑に落ちたことです。自分一人で考えると偏りがちですが、質問を介して他の人の視点が混ざると、思いつかなかった選択肢が出てくる。組織内のコミュニケーションを整えたいときにも、この“場の力を借りる”発想はかなり効きます。 「自分の本業を、誰にどう届ければいいのかが曖昧なまま進んでしまっている人」には、特に刺さると思います。大げさな成功論ではなく、日常の仕事で迷ったときに足場をつくってくれる一冊でした。
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