
脳科学者が教える!子どもを賢く育てるヒント 「アウトドア育脳」のすすめ
瀧 靖之
山と溪谷社 / 2018-02
この本について
子どもの好奇心ってどう育てればいいんだろう、と考えることが僕にもよくあります。つい「勉強させなきゃ」「苦手を克服させなきゃ」と気持ちが先走るんですが、いざ向き合うと、こちらの理屈より子どもの気分のほうがずっと強い。そこで迷ったときに、この本の「バーチャルの知識とリアルな体験を結びつける」という視点がけっこう腑に落ちました。図鑑で見た鳥を実際に探しに行く、みたいに、一つの知識が具体的な体験に変わると、子どもの目つきが変わるあの感じです。 著者が繰り返し語るのは、アウトドアが特別だからではなく、自然の“予想できなさ”が子どもの脳をよく動かすということでした。風が強い日もあれば、思わぬ虫に出会うこともある。そんな変化球を受け止めようとする中で、好奇心やレジリエンスが勝手に鍛えられていく。そして親が一緒に体験すると、子どもは自己肯定感まで育つ。ここが「塾に預ければ安心」とは少し違うところで、一緒に見て、一緒に驚く時間そのものが大事なんだと気づかされました。 結局、賢さの核は“知的好奇心を持ち続けられるか”にある。もし、子どもの興味をどう伸ばせばいいか迷っている人、自然遊びが本当に意味あるのか半信半疑の人には、この本の実践的な視点がかなり刺さると思います。
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