
常勝集団のプリンシプル
岩出 雅之
日経BP / 2018-03-01
この本について
最近、チームでも職場でも「言ってるのに伝わらない」とか、「自分一人が空回りしている気がする」とか、そんな小さな詰まりを抱えている人によく会います。頑張っているのに組織が前に進んでいないように感じる時って、自分の関わり方をどう変えればいいのか分からなくなるんですよね。僕自身も似たところでよく止まります。 『常勝集団のプリンシプル』が面白いのは、リーダーの声量を上げるのではなく、相手が自分で考えて動き出す“場”のつくり方に焦点を当てているところです。たとえば、言いたいことを言葉で押し込むのではなく、質問を通して相手に自分で言葉を見つけてもらうこと。あるいは、外からの報酬で釣るのではなく、内側から湧く興味や裁量をどう育てるかという視点。そして、上級生や先輩の振る舞いが無意識に文化をつくるという指摘は、日々の態度の積み重ねを見直すきっかけになります。 結局、この本は「組織全体を変えるぞ」と気負うための本ではなく、自分の関わり方を少しずつ整えることで、周りがじわっと変わっていくプロセスを教えてくれる一冊だと思います。自分のチームが惰性で動いているように感じる時や、メンバーの内発的な動きを引き出したい人には静かに刺さります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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