
愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法 (角川選書)
岡田 尊司
KADOKAWA / 2018-03-22
この本について
人との距離感でつまずくことって、仕事でも私生活でも地味に響きますよね。近づきたいのに身構えてしまう、頼りたいのに素直になれない。自分でもよく分からない振る舞いが続いて、「またか…」と落ち込むあの感じ、僕自身かなり覚えがあります。 この本は、そうした堂々巡りを「性格」ではなく、愛着のパターンとして捉え直すところから始まります。医学モデルのように病名で切り分けるのではなく、その人の背景や支えとの関係性まで含めて見ていくので、読んでいて自分の行動の理由がようやく点と点でつながる感覚がありました。特に、甘えたいのに距離を取ってしまう両価型の説明は、過去の自分の行動がそのまま書いてあるようで、変に励まされるところがあります。また、症状だけで判断されて薬に頼るしかない状態から一歩外に出て、どうすれば「安全基地」をつくれるのかに焦点が移るので、行動レベルで見直せる部分が増えるのもありがたいところです。 「自分は変わりたいのに、感情が先に暴走してしまう」と感じてきた人には、とても刺さると思います。病名よりも人としてのつながりを大事にしたいとき、ひと息つきながら読める一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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