
分断した世界 逆転するグローバリズムの行方 (集英社ビジネス書)
高城剛
集英社 / 2018-04-26
この本について
最近、ニュースを見ても「なぜこんなことが起きているのか」がつかみにくくて、モヤモヤしたまま時間だけが過ぎることが多いです。アメリカの分断、金融バブル、中国の減速…それぞれは知っているつもりでも、点と点がつながらない感覚がずっとありました。 この本は、そのバラバラだった要素が一本の線になる瞬間がいくつもありました。たとえば、FRBやロビイストの仕組み、ラストベルトの崩壊、タックスヘイブンの構造…。ニュースでは聞き流してしまう単語が、「なぜそうなったのか」「そこから何が連鎖したのか」という時間軸の中で理解できる。さらに、金融政策の転換やITバブルの裏側など、普段の生活では触れにくい部分まで現実的なスケールで描かれていて、世界の複雑さに対して少し腰が据わる感じがありました。 読んでいて意外だったのは、トランプ現象の背景にある“百姓一揆”のような独立心や、アメリカが「世界の警察」を続けられなくなっている財政事情の話。善悪ではなく、構造として理解することでニュースの見え方が変わってきます。個人的には、これから日本がどう揺れるのかを考えるきっかけにもなりました。 世界の動きの「理由」を自分なりに整理したい人に特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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